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2008年3月17日
八重山遠征2日目 石垣島
石垣島での最初の夜は非常に過ごしづらいものだった・・・。
庶民派ちくりんは、今回の八重山採集行では節約生活を敢行しようと決めていたのだ。
もちろんスローガンは"おいしいもの食べながら節約しよう"
一歩間違えたら自己破産という、ゆとりもクソもない予算で挑んだ沖縄。
お金には特に神経を使っちゃうんだ。
そんな中、立ちはだかってきたのは熱帯夜という壁。
3月中旬だというのに27度はなんなんすか。いじめですか!?
布団に入った時のちくりんの脳内では、これから出会うだろう憧れの虫のオンパレードというよりコイン制クーラーを使うか否かについての議論が繰り広げられていた。
そして、結局3時間しか寝付けないまま朝を迎えてしまった。
〜南の島でゆったりのんびりドライブ〜
早速レンタカーを取りに石垣港へ。
青空がまぶしい。
移動中も、ちらほらと虫の影が見える。
植え込みの葉の上に止まっているダンダラテントウやヒメカメノコテントウなんかを摘みながら歩いていく。
ふと見上げると、金緑色の虫が上の方の葉に止まっているのが目に入った。
ナナホシキンカメムシ。
やべーよ、やっぱり南国じゃん!ここ。
黄色いチョウなんかもちらほら飛んでいる。
タイワンキチョウかな・・?とか思いつつネットインしてみるとなんとモンキチョウ。
亜種レベルで違ってたりしたら嬉しいので思わず採集。
そうこうしてるうちに、石垣港に到着。
レンタカー会社の人が迎えに来るそうなので、待機。
モンキチョウやヤマトシジミをネットインしてみたり、写真を撮ってみたりしながら時間を潰す。
こちら天国です。
救いようのない忘れ物。
植え込みのアダン。
隠れシーサー。
そんなこんなで30分。
なんか来ないんすけど笑
おかしいぞ・・と思いつつレンタカー会社に連絡。
なんかレンタカー会社はもう到着してるらしい。
でも、それらしい車は見当たらない・・・
どうやら港が違うらしい・・・
レンタカーの待ち合わせ場所は石垣島離島ターミナルらしい。
ここやん!と思いつつ看板を見てみると石垣港ターミナルの文字。
倉敷市立美術館と勘違いして大原美術館に行ってしまった、あの在りし日のトラウマが蘇った・・・
事態を把握したレンタカー会社の方が迎えに来てくれるそうだ。
なんだか申し訳ない気分・・・
レンタカー会社に着いて細かい手続きやら説明を聞いた後、いざ出発!
若葉マークを背に、アクセルオン!
石垣の市街地を出るとあとは一本道。
そうなると、目の前に広がるのは鮮やかな南国の景色。
全開にしたサイドウインドウからは心地よい風が吹き込んでくる。
眠気なんか一瞬で吹き飛んでしまった。
延々と続く海沿いの一本道
左は珊瑚礁、右はジャングル。
時折目に入る赤い瓦の民家。
海が半端なく美しい!
本当に南国に来たんだな、って実感してしまう。
だけど、移動時間なんかもったいない!!
早く南国の虫を拝まないと。
〜色とりどりのチョウ〜
目的地に着くと、目に飛び込んできたのは色とりどりのチョウ。リュウキュウミスジ、ツマベニチョウ、ベニモンアゲハ・・・
もう、甲虫どころじゃないんすけど。
しばし、チョウの虜になってしまった。
途中でリュウキュウエノキを発見。
”タマムシいっぱい採ったらいいことあるかもね〜”
F富大明神のあのお言葉が脳裏をよぎった。
バサバサと掬ってみる。大量のニセウスイロサルハムシやノミゾウムシ中に一頭だけタマムシ。
狙い通り。
クロヨナの枯れ枝には何やらカミキリムシが。
ヤエヤマヒメカミキリ。
いかんせんやる気が出てきたぞ・・・
追加個体狙ってビシバシ。
多数のヤエヤマヒメカミキリに混じって、何やら鹿の子的な子も・・。
ヨスジシラホシサビカミキリ。
葉っぱの上には何やら赤い虫がたくさん止まっている。
たぶんヤエヤマベニハナボタル。
最初見たときは一瞬ヤエヤマヒオドシかと思いドキッとしてしまった。
・・・何かオーラを感じる。
じゃん!イシガキキボシカミキリ!
さらにはヤエヤマアヤモンチビカミキリなんかも!
とにかく、この辺の枯れ木は叩けば叩けどカミキリが落ちてくる・・・
ほとんどヤエヤマアヤモンチビだけど。笑
澄み渡った南国の青空!
目の前に広がるサトウキビ畑。
いかにも南国という感じの木!
そうだ、FITも仕掛けなくちゃ。
ということで・・・
待ってろ、キボシセンチ!
なんだか雲行きが怪しくなってきたのでとりあえず引き返すことに・・・。
踵を返そうとしたその時、何か大きなものが頭上をよこぎった。
その大きな物体はそのまま木に止まった。
ひょえ〜コウモリじゃないか・・
ヤエヤマオオコウモリらしい・・。
〜ハマゴウハムシ〜
石垣島に来たからには、海も目に焼き付けておかないと!
ということで、次は海へと足を運んでみた。
別世界に来ているのだと錯覚すらしてしまうほどだった。
目の前に広がるのは、水彩画がそのまま飛び出してきたような、そんな不思議な光景。
なんというか、石垣の海はきれいだって聞いてたけど・・・もう半端ない。
なんだか、忘れられない思い出がまたひとつできた気がする。
天気が良かったらもっと美しかったんだろうな・・・
そこらじゅうに生えているのはアダン。
あのナナフシいたりして・・・
軽装だったので、軽く見る程度に・・・。
ふと、足下を見ると何か見覚えのある海浜性植物が。
おおお・・ハマゴウ!
ハマゴウと言えばあのハムシである。
いた、幼虫!
幼虫がいるとなれば、必ずいるはず!
いた、ハマゴウハムシ!
ミッション1、コンプリート・・・やった、達成だよ・・
最初の一頭を皮切りに、次々と見つかるわ、見つかる・・・。
まさにハマゴウハムシのオンパレード。
駆け巡る周りは夢模様、八重山採集旅行はまだ始まったばかりだ。
〜〜
民家の食堂で夕ご飯のオムライスを平らげた時にはもうすっかり日が暮れていた。
さすが、沖縄のおばさんの料理は絶品であって食べているうちに時間を忘れてしまう。またひとついい思い出ができた。
さて、日が暮れたところだし、ここから本領発揮である!!
ということで、車を走らせながら自販機や街路灯下をくまなく見ていく。
マグソコガネが多い。
その中でヒメヨツボシゴミムシやミナミヒメガムシ、オニツノゴミムシダマシなんかを摘んでいく。
とにかく、面白い虫が転がっている。
そうこうしているうちに雨が降り出してきた。
そろそろ寝よう。
海沿いの展望台の特に見晴らしがいいところに車を止めて、就寝。
翌朝にはとびっきりの景色が目の前に広がるだろう。
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